RS‑422通信のノイズ耐性を高める新しい受信回路技術(特開2024‑113269)

RS‑422通信では、一般的な通信ICがキャンセルできるノイズ量は ±12V程度 に限られています。産業機器やロボット環境では、これを超えるサージ・ノイズが発生することがあり、信号品質の確保が課題となっていました。

今回公開された特許(特開2024‑113269)では、この課題を解決するために ノイズを“だるま落とし”のように段階的に落としていく回路構成 を採用しています。

■ 技術のポイント

高耐圧プロセスを使わずに、回路構成だけでノイズ耐圧を向上 

入力段で大きなノイズ成分を段階的に減衰

最終的に、差動アンプの ダイナミックレンジ内に収まるレベルまでノイズを低減

差動信号としての情報は保持されるため、RS‑422信号を問題なく検出可能

ICコストを上げずに、産業機器向けの高信頼性通信を実現

このアプローチにより、従来のRS‑422受信回路では対応が難しかった大振幅ノイズ環境でも安定した通信が可能になります。

本技術は、産業機器・ロボット制御・エンコーダ信号処理など、ノイズが多い環境での通信品質向上に有効な手法として参考にしていただけます。

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